2021年1月21日
【陸上競技でのケガ】*シンスプリントって??*
こんにちは!
熊谷スポーツフレア整骨院・整体院の
秋元信博です(^^)
本日もブログをご覧いただき、本当にありがとうございます♪
当院は屋号に『スポーツ』という文字が入っているのもあって、スポーツ外傷やリハビリ・運動指導で通われる方がとても多いです。
そんな中で、最近患者さんと話題になった【シンスプリント】について、今回は考察していこうと思います。
目次
・シンスプリントとは?
・シンスプリントの発生要因
・実際の治療や処置などの一例
・まとめ
【シンスプリントとは?】
まず初めに、
『そもそもシンスプリントってなに?』
という人もいると思います。
シンスプリントとは、脛骨(けいこつ)という骨の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。
↑※赤い丸で囲ってあるところが脛骨です。
正式な名称は脛骨過労性骨膜炎と呼ばれ、要はスネの内側に疲労が溜まりすぎて痛みを発生する…といった状態です。
中・長距離ランナーやサッカーなど、主に走る競技に多くみられるもので、走る距離や頻度を減らすと快方に向かうこともありますが、基本的には痛みを繰り返しやすい症状なので、早期の治療・リハビリが必要不可欠です。
【シンスプリントの発生要因】
主に以下のことが挙げられることが多いです。
⬜︎オーバーワーク(使い過ぎ)
⬜︎ランニングフォームの問題
⬜︎下肢の筋力不足
⬜︎アスファルトなどの硬い路面での走行
⬜︎シューズの問題
もちろん一概には言えませんが、所感としては走る時のフォーム(姿勢・足の着地の仕方など)が悪いままオーバーワークをすると、スネの内側に負担がかかる選手も一定数いる…というパターンが多いと思います。
【実際の治療や処置などの一例】
状態としては、疲労が蓄積した筋肉が硬さを帯びて、本来備わっているはずの衝撃を吸収する能力が十分に発揮できなくなると言われています。
そうなると、基本的には練習を休んだり、運動量を制限するように指導されることがほとんどです。
確かに、患部を休ませることは大切なこと。しかし、走り方(フォーム)に問題がある場合には単に休ませるだけではなくて、フォームの改善に必要な運動指導も取り入れます。
マッサージやストレッチ、テーピングなども有効で、状態や状況などを加味した上で治療の判断をしていきます。
※写真はあくまでもイメージです。実際の症状に対して必ずこういった処置をするというわけではなく、一人ひとりに合わせて治療は行います。
【まとめ】
シンスプリントという症状を聞いたことがある方もそうでない方も、認識しておくと早期に対処できることもあると思います。
高校生に多い…と言われていますが、実際にはあらゆる年齢層の方々に起こり得るので、単なる使い過ぎと断定せずに何かあれば早めのご相談をお願いいたします。
ではまた!