2022年2月11日
サッカー少年のオスグッド…治りますか⁇
『オスグッド』と言われて、ピンとくる方も全く知らない方もいるかと思いますが…。
一言でいうと、膝のスポーツ障害です。
◆オスグッド病 (オスグッド・シュラッター病)
ジャンプ動作での膝の屈伸動作や、
ダッシュ・キック動作などによって
脛骨粗面が強く引っ張られてはがれたり、
炎症を起こしたりして痛みが発生する。

かく言う僕もオスグッドなので、この症状に伴う悩みや辛さはよく分かります…。
ですが、
≫成長痛みたいなものなの⁇
≫サポーターを着けて安静が一番⁇
など、オスグッドに対して曖昧な印象や対処の仕方が分からない方も多いので、その辺りを解説していこうと思います。
1.オスグッドってどんな状態なの⁇
昔々、外科医であるオスグッドさんとシュラッターさんが症例を確認・発表したため、このような名称が付いているオスグッド・シュラッター病ですが…(どうでもいい豆知識。笑)
そもそもどんな状態を指すのか⁇
冒頭でも『脛骨粗面が引っぱられて〜…』と記載していますが、そもそも論として、スポーツのような現場では誰だって脛骨粗面部に急激な負荷が掛かることは当然あります。
子供によって大なり小なり身体の強さというものは異なりますが、全員とまでは言わずとも、もっと多くの子供がオスグッドになってもおかしくないと思いませんか⁇
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『ジャンプやダッシュなどの動作で起こりやすい』とありますが、要は大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)に負荷が掛かると起こりやすいということです。

特に「大腿直筋」は、膝の曲げ伸ばしに関与するだけではなく、股関節の屈曲(膝を持ち上げる動作)にも携わります。
股関節と膝関節をまたぐようにして付く筋肉を『二関節筋』といいますが、大腿直筋は強靭&長さがある二関節筋なんですね。
この『二関節筋』というのが一つのポイントで、要はオスグッドとなり得る要因は、大腿四頭筋への急激な負荷に伴う脛骨粗面へのダメージの蓄積…だけど、それには股関節の状態が大きく関わっている可能性があるのではないか⁇
…と、考えているわけですd( ̄  ̄)
(続きはこちらの本編で♪)